往年の人気アニメを実写映画化した『ガッチャマン』の初日舞台あいさつが24日、都内で行われ、松坂桃李、綾野剛、剛力彩芽、濱田龍臣、鈴木亮平、初音映莉子、中村獅童、岸谷五朗、佐藤東弥監督の総勢9人が登場した。
タツノコプロ制作のテレビアニメ『科学忍者隊ガッチャマン』は、1972年に放送がスタートし、平均視聴率21%をたたき出した人気シリーズ。ガッチャマンと宿敵ギャラクターとの死闘を軸に、仲間との絆を描く。最新のVFX技術を駆使した実写版映画は、『カイジ』シリーズの佐藤東弥監督がメガホンを取り、スタイリッシュなエンタテインメント作品に仕上がった。
新宿などを破壊するダイナミックな激闘シーンが繰り広げられる本作。ガッチャマンとして、もし戦うのなら、どこの町で戦いたいか?と質問されたゲスト陣。松坂は「鳥取砂丘ってのもいいかな」と言うと、綾野は「敢えて代官山とか。ギャラクターがカフェしてるとか」と笑いを取る。剛力は「沖縄とかのきれいな海」と、濱田は「山中湖とか。富士山をバックに」と提案。世界遺産検定1級の資格を持つ鈴木はノリノリに「僕は世界遺産にうるさいですよ。イエメンにサナーという町があって。アラビアンナイトの町みたいで」と、世界遺産についてペラペラと語り始めると、松坂たちは失笑。綾野が「そんなの壊したらダメじゃん」とツッコミを入れ、会場は大爆笑となった、
また、最初のあいさつ時から観客の笑いのツボを突きまくっていたのが中村獅童と岸谷五朗のベテラン組。中村が「松坂桃李くんが大鷲の健役と聞いて、じゃあ僕は、コンドルのジョーか、と思ったら、全然違いました」と茶目っ気たっぷりの表情を見せると、会場は大ウケ。綾野は実際に、「『お前、ジョー役を代われよ』と言われました」と告白。岸谷も続いて「僕も、最初、0.4秒、一瞬、ガッチャマンのどの役だろう?ジュンじゃないなと思いました」とネタを被せ、会場はさらに爆笑の渦となった。松坂や綾野たちは「先輩、持ってるわ」「先輩方はパワーがあるので、かなわない」とうなりながら苦笑いした。
最後に客席をバックにフォトセッションをした後、感無量の表情でマイクを握った松坂桃李。「『ガッチャマン』は全員が同じゴールをイメージして作ることができました。あとは、みなさんが感想を添えてもらえれば完成します。それ次第で続編です!」と、早くもパート2への意欲を口にしていた。