8月10日に日本公開を控えているブラッド・ピット主演の最新作『ワールド・ウォー Z』だが、ブラッドのスタントマンの時給が明らかになった。
ブラッドは、撮影中はイギリスに滞在し、900万ポンド(約13億6,700万円)もの出演料を得ていたものの、ブラッドのスタントマンを務めたデヴィッド・パターソンは1日18時間労働でわずか80ポンド(約1万2000円)の日給しか得ていなかったという。デヴィッドは、英デイリー・ミラー紙に次のように話している。
「私はその1日、基本的にブラッドになりきって、彼の演技の一挙手一投足をコピーしなければいけませんでした。ブラッドは現場にかかりっきりでしたし、スタッフも何カ月も撮影を行っていて、かなりタフな現場に違いないでしょう。私は80ポンドの日給を支払われましたが、お金が問題ではありません。私はお金にはあまりこだわりがないのです。経験としてやったことですから。このようなお願いをされて、嫌なんて言えないでしょう。私は撮影現場のVIPパスももらえませんでしたし、そういった種のものはまったく与えられませんでした。今でもそんなの見たことありませんね。スターのサインもなし、VIP待遇もなしでただ80ポンドもらって、はい、さよならです」
また撮影中のデヴィッドは、銃撃シーンなどでブラッドと同じ衣装を着て、ブラッドを忠実にトレースしていたという。「ブラッドと私はスーパーの中を駆け巡り、缶詰の類いを手押しの買い物かごに入れて、別々のシーンをやったんですが、彼の演技を真似し続けました。ジーンズからブルーのジャケット、それにシャツまで何から何まで全く同じ衣装です。2人ともスリムで体格が似ているんですよ。でも撮影後にちょっと太っちゃったんで、今は全然違いますがね」
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