自動車パーツ販売サイト「AutoStyle」を運営するHEARTSはこのほど、共同コンテナを使って自動車パーツの輸送コストを大幅に削減する「共同コンテナ輸入サービス」を開始した。輸送コストが高い大型のパーツも手軽に購入できるようになる。

自動車パーツ販売サイト「AutoStyle

HEARTSは2012年8月、米国カリフォルニア州に「AutoStyle USA inc.」を設立し、日本でアメリカの自動車パーツを希望するユーザー向けに輸出入を手がけている。しかし、米国から日本へ大型商品を輸入する場合、その輸送費が著しく高額となってしまい、これが手軽なパーツ購入を妨げていた。「共同コンテナ輸入サービス」は、商品を購入した複数のユーザーをマッチングし、共同コンテナへの混載を行うことにより、大幅に輸入コストを抑えるというもの。製品によって違いはあるものの、数万円から数十万円という高額な輸入コストを1/3程度まで抑えることが可能となる。

自動車パーツ販売サイト「AutoStyle」は、HEARTSが制作・管理・運営しており、直近の訪問者数は月間約54万人。米国から輸入する製品については、「AutoStyle USA inc.」が検品作業を行い、アメリカ国内で事前に破損や商品間違いといったトラブルに対応するため、ユーザーは安心して購入ができる。

「共同コンテナ輸入サービス」は、まず「AutoStyle」で運用を開始し、今後は他業種や他社とも相互メリットを生かして展開していく予定だという。