総務省は28日、国家公務員の夏のボーナス(2013年6月期の期末・期末手当)の支給額を発表した。

一般職国家公務員(管理職を除く行政職職員)の平均支給額(成績標準者)は、前年比約1万300円増の約52万3,300円となり、3年ぶりに前年を上回った。支給額が増えた理由は、職員の平均年齢が35.8歳から36.2歳に上昇したことなどによるとしている。平均給与月額は約31万100円で、支給月数は前年同様の1.687カ月。

近年の各期別平均支給額(出典:総務省Webサイト)

主な特別職のボーナス支給額を見ると、内閣総理大臣は約335万円、国務大臣は約279万円。ただし、内閣総理大臣および国務大臣は、2012年12月26日に就任したため、在職期間率が80%で計算されることとなり、実際の支給額は内閣総理大臣が約310万円、国務大臣が約265万円となる。

主な特別職等の6月期の期末手当等の支給額の試算例(出典:総務省Webサイト)

このほか、事務次官が約243万円、局長クラスが約185万円、最高裁長官が約335万円、衆・参両院議長が約352万円、国会議員が約210万円となっている。

なお、国家公務員の給与およびボーナスは、東日本大震災の復興財源確保などのため、2012年4月から一般職員では9.77%、特別職では20~30%減額されている。