JR東日本は7月1日から、タブレット端末を活用したデジタルコンテンツサービスの実証試験を東京駅で実施する。同社はICT(情報通信技術)を活用し、駅・列車など「移動」に関わる時間をより魅力的に過ごすための方策を検討しており、今回の実証実験はその一環。

タブレット端末の画面イメージ(画像左)と設置イメージ(同右)。画像はともにJR東日本提供

タブレット端末には、るるぶ情報版、東京ぴあ2014、東京老舗店案内、東京駅の歴史、および東京駅や運行情報案内などのデジタルコンテンツを格納。東京駅地下1階「びゅうスクエア」に端末を設置し、毎日9時から19時30分までの時間帯に駅利用者に自由に操作してもらう。実施期間は9月16日までの予定。

実証実験から得られたデータをもとに、今後、駅や列車内でデジタルコンテンツサービスを提供する際の最適なコンテンツや運用方法などの検証を行うとのこと。なお、東京駅では他にもICTを活用した情報配信サービスとして、駅全域と京葉線B1エリアで運行情報の試行配信を実施。訪日外国人向け無料Wi-Fiサービス提供などの取組みも行っている。