長女パリスの自殺未遂以降、さまざまなことが明らかになりつつあるが、そのどれもが伝聞であり、信憑性にかけている。写真はマイケル・ジャクソン (C)BANG Media International

2009年6月に急性プロポフォール中毒で死亡したマイケル・ジャクソンは、死の直前に「長男プリンスと長女パリスの実の父親は自分ではないと告白していた」と生前マイケルと親交のあったジェイソン・ファイファーが証言している。

ジェイソンによれば、マイケルが死亡した2009年6月の数カ月前、プリンスとパリスはイギリスの俳優マーク・レスターとマイケルの元妻であるデビー・ロウの子供であり、代理出産で生まれた一番下のブランケットだけが自身と血の繋がった子供であると告白したという。ジェイソンはデイリー・ミラー紙に次のように話している。

「マイケルと私はよくお互いの家族のことや人生について語り合っていました。ある日、彼の子供たちやデビーのことを話していたら、いきなり『上の2人の子供たちの実の父親はマークである』と告白してきました。落ち着いた口調で『僕の友人のマークが精子を提供してくれたんだ』と。私は呆気にとられ、その経緯についてはそれ以上立ち入った質問を避けました。マイケルは、マークのことを親友であり、とても素晴らしい俳優でいい人間だと語っていました。マイケルは候補として何人かから精子を提供してもらい、その上でマークに決めたようです」

ジェイソンは、マイケルが死亡する4カ月前、2009年の2月にビバリー・ヒルズにあるアーノルド・クライン医師のクリニックを訪れ、マイケルにそう打ち明けられたと話しており、さらにこう続けている。

「その後数日が経過し、私はようやくマイケルの告白の重大性がわかってきました……そんな秘密を僕に打ち明けてくれたんだ……と。その当時、マイケルが私に話した秘密の大半は私も黙っていましたし、彼も私を信頼してくれていました。その頃は、マークのこともほとんど知りませんでしたが、マイケルの死後、マークがマイケルの子供たちの実の父親ではないか、とメディアに登場してきた時、すべてのつじつまがあったのです」

先日より、これまでのストレスから長女のパリスが自殺未遂を起こし、今後パリスが誰と暮らすのか――ということも焦点になっているが、ジェイソンはさらに、もしマイケルが生きていれば、1999年の離婚で子供たちの親権を放棄した母親のデビーよりも、マークに子供たちの面倒をみて欲しいはずだと締めくくっている。

「もしマイケルが生きていて、自分の死する運命とその後の子供たちの状況を知っていたなら、まずマークを選ぶだろうと思います。子供たちの人生にとってマークは最適の人物です。彼は自分の子供も育てていますし、マイケルに対しても長年誠実でした。マイケル自身がマークの種を選んだわけですし、彼に子供の面倒を任せるでしょう」

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