TOEICと聞くと、知っている方は多いはず。基礎的なコミュニケーション英語能力を判断するための世界共通テスト「TOEIC Bridge」についてご紹介します。以下で試験の難易度、受験地、試験日程などを確認してからチャレンジしてみましょう。

■TOEIC Bridgeとは何か?

TOEIC Bridgeとは、TOEICよりも「易しくて」「日常的で身近な」「時間の短い」初級学習者向けのテストです。TOEICの特長を備えつつ、初・中級レベルの英語能力測定に照準を合わせています。そのため、日常的なシーンでコミュニケーション英語能力を身につけたい方や、基礎から英語学習を始めたい方に最適な内容となっています。団体受験が多く中学校、高等学校でも活用されています。

■TOEIC Bridgeの概要(内容はいずれも2013年現在のもの)

テスト結果は合格・不合格を判定するものではなくリスニング10~90点、リーディング10~90点、トータル20~180点の2点刻みのスコアで判断されます。この他にサブスコアとしてFunctions(言葉のはたらき)、Listening Strategies(聞く技術)、Reading Strategies(読む技術)、Vocabulary(語彙)、Grammar(文法)の5つのカテゴリーごとに1~3の評価がつきます。

試験日:年4回

受験地:全国の学校・公共機関施設

参考サイト:TOEIC(R) TOEIC Bridge

■TOEIC Bridgeの難易度は?

TOEIC Bridgeの難易度は、TOEICテストのスコアと比較するとわかりやすくなります。一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会の作成した資料によると、TOEIC Bridgeのスコアが90の場合TOEICテストのスコアが230、130の場合で345、160の場合で570となっています。ちなみに2013年3月に行われた平均スコアはトータルで132.2なので、TOEICテストの勉強をしている方にとっては全体的に易しい内容となっています。公式教材も用意されているので、十分高得点も狙えます。

■TOEIC Bridgeのメリットは?

TOEIC Bridgeを受験することは、基礎英語能力のチェックや英語学習の目標設定に役立ちます。またTOEICテストに向けての準備や、自分の英語能力向上のモチベーションづくりにも利用できます。スコアが年収に直接結びつくことはありませんが、ビジネスコミュニケーションの基礎力向上に役立つため、将来的な仕事の幅も広がるでしょう。