「VOCALOID3 Library ZOLA PROJECT」パッケージイラスト

ヤマハは、20日に出荷開始した「VOCALOID3」対応の男声歌声ライブラリ「VOCALOID3 Library ZOLA PROJECT」(オープン価格、市場想定売価1万2,800円)を用いた楽曲などで使用できる音声ならびにイラスト素材を無料で公開している。

同製品のパッケージに描かれている3人の男性は、イラストレーター・天野喜孝氏の手によるものだが、「キャラクター」ではなく、あくまで「イメージイラスト」という位置づけ。同氏は「皆さんの考え方や曲のテーマによって、自由に発想してもらいたい」とメッセージを寄せている。このたび製品の発売に際して、天野氏のイラストに加え、4人の有名イラストレーターが「ZOLA」を独自に解釈したイラストが発表され、同製品を用いた非営利の創作活動で使うことのできる無料素材として配布が行われている。

KEIが描いた「ZOLA PROJECT」(左からYUU、KYO、WIL)

CARNELIANが描いた「ZOLA PROJECT」(左からYUU、KYO、WIL)

また、参加したイラストレーターは、「初音ミク」を手がけたKEI、「蒼姫ラピス」のイラストを担当したCARNELIAN、「歌愛ユキ」と「氷山キヨテル」を描いた梅谷阿太郎、中国のボーカロイド「洛天依」のイラストを描いたideoloといった、「VOCALOID」キャラクターをデザインしたことのある面々となっている。そのほか、VOCALOIDによる音声合成では難しい、「僕」、「俺」といった人称や「Thank you!」といった挨拶などをフレーズごとに収録した音声素材も無料で配布されている。

梅谷阿太郎が描いた「ZOLA PROJECT」(左からYUU、KYO、WIL)

ideoloが描いた「ZOLA PROJECT」(左からYUU、KYO、WIL)

(c)Yamaha Corporation