「水木しげる 漫画大全集」パンフレット。各巻400~500ページで、サイズはA5判。予価は1680円から2480円に設定されている。

マンガ家として半世紀以上にわたり活躍する水木しげるの作品を網羅した、「水木しげる 漫画大全集」第1期33巻の刊行が本日6月3日から開始された。責任監修を務めるのは、水木を師と仰ぐ京極夏彦。

「水木しげる 漫画大全集」では貸本デビュー作や未発表作品、1度も復刻されていない幻のエピソードなど、確認されている限りの作品をすべて収録。作者の意図に沿ってセリフや文章を初出時に戻し、カラー原稿が存在するものは、デジタル処理を用いて当時のままにカラーページで再現される。「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズがすべて収められるのは、これが初めて。

本日6月3日に発売されたのは「ゲゲゲの鬼太郎」1巻、「『忍法秘話』掲載作品[全]」、「不思議シリーズ[全]」の3タイトル。いずれの巻にも各界のファンや関係者が水木に関する文章を寄稿する。「ゲゲゲの鬼太郎」1巻には高橋留美子、「『忍法秘話』掲載作品[全]」には白土三平、「不思議シリーズ[全]」には荒俣宏が解説を寄せた。また全巻に、水木の少年時代の雅号「茂鐡」を冠した月報「茂鐡新報」を封入。月報には収録作品の背景に潜むエピソードなど、水木をめぐる記事が盛り込まれる。

なお第1期33巻を全巻購入・予約した人にはもれなく2つの特典をプレゼント。特典は「ゲゲゲの鬼太郎」の描き下ろし新作が読める別冊「スペシャル別巻」と、ねずみ男の名刺も付く「ビビビの名刺入れ」だ。特典の発送は10月以降に予定されている。申し込み締め切りは2014年1月末日。