パナソニックは5月30日、CDステレオシステム「SC-PMX9」を発表した。発売は6月14日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は60,000円前後。

「SC-PMX9」

新開発のアンプ「LincsD-Amp」や「竹炭偏肉PPコーン採用14cmウーハー」搭載3Wayスピーカーを採用し、高音質を実現するCDコンポ。192kHz/24bitのFLACなどハイレゾ音源の再生にも対応している。

LincsD-Ampは、従来のアンプでデジタル処理を行う際に発生するジッター(時間間隔のズレ)や、原音との波形のズレを生じさせる音の歪みを抑えるもの。パナソニック独自のノイズシェービング技術をクロックに応用することで、高音域から人間が聴き取れる可聴限界以下の超低音域まで、ジッターを最小にするほか、新開発の歪み補正PWMモジュレータがデジタル処理時の波形を補正する。

「LincsD-Amp」がクリアな音を実現

また、優れた高周波特性と歪み低減により、ハイレゾ音源でも情報を損なわずに再生する高品位チップフィルムコンデンサをD-AMP出力フィルタに採用。さらに、デジタルアンプの電源には、高周波領域でノイズ低減効果に優れるレギュレータを採用し、外部からのノイズ混入を最小限に抑える。

ネットワーク機能にも対応しており、有線LAN接続・Wi-Fi(無線LAN)接続、DLNA対応により、LAN内のPCに保存した音楽ファイルを再生することが可能。そのほか、iPhone/iPadなどから音質を損なわずに音楽をワイヤレス再生できるAirPlayや、Bluetooth接続にも対応している。Bluetoothのバージョンは3.0で、対応プロファイルはA2DPとAVRCP、SCMS-T方式のコンテンツ保護にも対応。

主な仕様は、アンプ部の実用最大出力が60W×2、スピーカーの形式が3Way・3スピーカーシステム(バスレフ型)で、ウーファーが14cmコーン型、ツイーターが1.9cmドーム型、スーパーツイーターが1.2cmピエゾ型となっている。本体(センターユニット)にはCDプレーヤーのほか、FM/AM対応のラジオチューナーやUSBポートが備えられており、USBメモリ内の音楽ファイル再生も可能。USBおよびDLNA再生時の対応フォーマットはMP3、FLAC、WAV(DLNAのみ)。

サイズは本体がW210×D266×H120mm、スピーカーがW161×D264×H238mm、重量は約3.1kg、スピーカーが約3kg。