信じる信じないに関わらず、世の中には実に様々な占いがあります。日本でよく話題にされる占いと言えば血液型占い。当たってるという人もいれば、関心がない人もいると思いますが、外国人のみなさんはどのように感じているのでしょうか? また母国にはどんな占いがあるのでしょう? 日本に住む20人の外国人に聞いてみました!

■とても興味があります。インドネシアの主流は干支(えと)占いです(インドネシア/40代前半/女性)

占いがお好きなようですね。インドネシアにも干支があります。日本と少し違うのは、寅年はヒョウ年、イノシシ年はブタ年というところ。

■会社で新人が入ってきたら、よく血液型は?って聞きますね。みんなそういう占いを信じるのかなって不思議に思いました。タイでは血液ではなく星座を信じています(タイ/30代前半/女性)

「○○さん何型?」「だと思った~」なんていう会話、確かによく耳にします。話のきっかけにとりあえず聞いてみるという人も多いのではないでしょうか。

■大体の性格が予測でき、接しやすいかも。母国では生まれ曜日占いがあり、日本の血液型占いとよく似ている。結婚する時は占い師に相性占いをしてもらうのが一般的(ミャンマー/30代前半/女性)

「何曜日生まれ?」と盛り上がるのでしょうね。ミャンマーでは曜日占いがかなり浸透していて、命名や結婚にも関わってくるのだとか! 例えば水曜日生まれと日曜日生まれの結婚はうまくいかない、月曜日同士の結婚はお金持ちになるなど。好きな人の生まれ曜日を知るのが何となく怖いですね。

■エジプト人の私は信じていません。エジプトにはコーヒー占いというものがあります。その人の将来について占います(エジプト/40代前半/男性)

熱心なイスラム教徒が多いエジプトでは、基本的には占いは信じられていません。その中でヌビアという村では、古来からコーヒー占いが行われています。ガラスのコップでコーヒーを飲み、そのコップの飲みカスやシミの形で占います。

■占いは女の人が好きなもの。マリでもそうです。砂漠に石を置いて、一夜明けて、ジャッカルの足跡と石の位置の変化で占う(マリ/30代前半/男性)

マリのドゴン族の人々にとってジャッカルは神聖な動物で、神様からのお告げを伝える使者だと信じられています。その都度違う結果がでるので、血液型占いより信憑(しんぴょう)性がありそう!?

■面白いですね。当たることもあるので楽しんではいますが、信じ込むまでではない。フランスでは血液型を知らない人も多いくらい(フランス/20代後半/女性)

血液型占いが話題になるのは日本と韓国ぐらい。ほかの国では自分が何型か知っている人自体が少ないので、はやりようがありませんね。一方で星座占いはいろんな国にあるようです。

■あまり意味が分かりません。母国にそれはないけど、星占いは人気(トルコ/30代後半/男性)

■血液型占いはありません! せいぜい星座占いくらいです(オランダ/30代前半/男性)

朝の情報番組の星座占い、気にしていないつもりでも12位だとちょっとがっかり……。さて最後は占いに関して厳しいご意見です。

■母国ではタロットカードが用いられることが多いが、占い師や占い自体、ほとんどペテン師と思われている。カトリック教では魔法に似たようなものはすべて、悪魔の仕業だと言われているから(イタリア/30代前半/男性)

■母国には相性占いはありますが血液型占いはない。両方とも詐欺であると思います(アメリカ/30代後半/男性)

関心の有無だけでなく、その国の文化や宗教的観念からも、占いの受け止め方には大きな差がありそうです。

結果、外国人の皆さんからすると「血液型って何!?」ということなんですね。血液型占いは日本ならではと言えそうです。占いは人を巻き込まない程度に楽しみましょう!