外国人に聞いた「母国では結婚後、嫁姑の争いはありますか?」

結婚生活につきまとうものといえば「嫁姑問題」。料理や掃除の仕方に姑がチクチク嫌みを連発すると、嫁も負けじと反発しバトルが勃発……。なんてシーンはドラマやCMでよく描かれるものですが、こうした嫁姑の争いは海外でも起きているのでしょうか? 外国人20人に聞いてみました。

よくあります!

・もちろん! 人によってはかなりひどい場合もある。フランス人は意思表示がはっきりしているため多い (フランス/女性/20代後半)

・よくあるものですね。姑が自分の意見を夫婦に押し付けたり、夫婦の関係を邪魔したりすることや、嫁が義母の話を聞かなかったり、彼女の悪口を言ったりすることです (イラン/女性/20代後半)

・あります。嫁に息子を取られたと姑がいつも思っているために争いがよく起きます。争いの原因はいつもとても小さなことです (エジプト/男性/40代後半)

「よく起きる」と答えたのは、フランス、イラン、エジプトの方々。日本人は感情をストレートにぶつけるのが苦手なため誤解が生じがちですが、フランスのように自分の意思や主張がはっきりしている者同士も衝突が起きやすいようです。

お金や家事をめぐるバトル

・あります。嫁と夫の母ですと、お金の使い方とか家事のこととか。夫と嫁の母ですと浮気とかかな (タイ/女性/30代後半)

・料理の作り方や味についての争いがあります (モロッコ/男性/40代後半)

・よくあります。家庭経済の実権を握るため、金銭問題で争う (中国/女性/30代後半)

料理の味付け、家事の仕方、金銭問題……各国共通の「火種」のようです。

教育方針の違い

・あります。同居で、姑が子供のしつけにうるさい時 (韓国/女性/30代後半)

・あるにはあるだろうが、夫や他の家族がほっておくということは日本より少ない。争いの原因は子供の教育方針や、単に気が合わないというのが多いように思う (イギリス/男性/20代前半)

「姑が自分たちの教育方針に口を出す」「孫に甘すぎる」という愚痴は日本でもよく耳にします……。

ボスになりたい姑

・よくある。嫁姑争いをテーマにした映画もたくさん作られている。多くの場合、姑は嫁を自分に従わせたい(家事をさせたい、性格を変えたいなど)からである (ウズベキスタン/女性/20代後半)

・姑の争いはあります。姑はちょっとボスになりたい (スウェーデン/男性/30代後半)

「家庭を仕切りたい」という気持ちがお互いに強いと、ぶつかってしまうのかもしれませんね。

同居が少ないので……

・たまにありますが、一緒に住むことは全くないからそこまではありません (ポーランド/女性/20代後半)

・一緒に暮らす人がほとんどいないので、そこまでないと思います。子供や夫婦の生活、価値観に干渉し過ぎる時に争いが起きます (ドイツ/男性/30代後半)

日本では同居問題で悩む人も多いですよね。離れて暮らしていれば、嫁姑のトラブルが完全になくなる……というわけではないと思うのですが。

ブラジルの女性からは「嫁姑の争いはあまり聞かないが、夫と妻の母が争うことは一般的」という驚きの回答が。また、スペインの男性によると「クリスマスなど特別な休みの日にどちらの実家で過ごすか」という問題で争いが起きるとのことでした。世界各国で「嫁姑問題」は存在しているんですね。