宮藤官九郎、「股間を触ってから本番」と無茶な命令!? 映画『中学生円山』

草なぎ剛主演×宮藤官九郎の初タッグ作『中学生円山』の完成報告会見が25日、都内で行われ、草なぎ剛、平岡拓真、遠藤賢司、坂井真紀、仲村トオル、宮藤監督の6人が登壇した。

本作は、宮藤官九郎の『少年メリケンサック』以来4年ぶりとなる監督作第3弾。団地に住むエッチな妄想に明け暮れる中学2年生の円山(平岡拓真)と、謎のシングルファーザー(草なぎ剛)との交流を描いた青春ストーリーとなっている。草なぎ剛は、平凡な中年男性・下井役を飄々と演じるとともに、克也の妄想の中の殺し屋「子連れ狼」役で、キレのあるアクションを披露した。

会見では、宮藤監督が下ネタを連発させ、草なぎたちも撮影裏話や中学生時代の思い出などをクロストーク。宮藤作品初出演で初主演を務めた草なぎは「以前から心の中に引っ掛かりがあって、気になる監督でした。今回、新しい僕の一面、引き出しを引っ張ってくれたという印象があり、感謝してます。また、琴線に触れるところ、熱くなるところとか、方向性が僕と似てるなと思いました」と手応え十分な様子。平岡は「"あそこ"を触ってから本番に挑めと言われて」と、宮藤演出の赤面エピソードを激白すると、母親役の坂井も「私も現場にいましたが、股間を触ってからセリフを言ってみて、とかけっこうありましたよね」とうなずく。宮藤監督は、「中学生ですから。無防備な気持ちになってもらおうと思って」と言いながら、"チ○コ"というキーワードを連発。MCの笠井信輔アナウンサーから「監督、放送で使える言葉をお願いします!」とツッコまれていた。

劇中で、父親役と「キャプテンフルーツ」という強烈なキャラクターを演じた仲村は「躊躇はありました。妄想の時の衣装が気になっていて」と苦笑い。草なぎは仲村について「すごく格好良かったです。トオルさんらしからぬ役柄で楽しませてもらいました」と絶賛。また、遠藤賢司は劇中のファンキーなパフォーマンスを披露した後、宮藤監督の人柄と映画をこう評価した。「すごくいいやつで、現場では誰も悪口や愚痴とかを言ってなくて、みんな楽しそうだった。唯一心配そうにしていたのは平岡くんだけ。人生これで終るんじゃないかと(笑)。芸術の根本は凹と凸、オスとメス。男と女のそれを究極に極めた映画が『中学生円山』だと思う」と話すなど、登壇者の下ネタや恥ずかしいエピソードがさく裂していた。