SPEEDの島袋寛子が20日、都内のタワーレコード渋谷店でTHE BOOM「島唄」リリース記念スペシャルトークショーにゲストとして出席した。

THE BOOM「島唄」リリース記念スペシャルトークショーにゲストとして出席したSPEEDの島袋寛子(左)と宮沢和史

THE BOOMの代表曲である「島唄」の発売20年を記念して新たなバージョンとしてリリース。同作の新PVにも出演した島袋はスレンダーなデニムとストローハットという涼し気なスタイルで登場した。自身も現在製作中のアルバムで「島唄」をカバーする予定ということで「練習するんですけど、こみ上げてきて歌えなくなるんです。裸になっていく感じがありますね」と感慨深く語った。

小学校6年生の時にSPEEDでデビューし現在28歳。すっかりスレンダー美女に成長した島袋は「小学校から東京に来て、こっちの方が長いんですけど、音楽を聞いたりすると自分の中に沖縄の血が流れているんだなと分かることがありますね」としみじみ。子供のころは「お祭りの歌だと思ってた」という「島唄」に「大人になってい歌詞の意味がわかると胸が熱くなりますよね。元気が出るんですけど、ぐっとくる、感情が込みあがって力が湧いてくる歌」と語った。

ヴォーカルの宮沢和史は20年前を振り返り「ひめゆり平和祈念資料館を訪れた時に、歌を作ろうと思ったんです。実は結構すぐできました。おもちゃみたいなキーボードで演奏しているうちにできたんです」と「島唄」制作秘話を明かした。発売20年で世界中で100組以上のアーティストのカバーされた名曲に新たな生命を吹き込むことに「もっともっと大事にしたいなと思いました。装いも新たに"成人式"です」と想いを込めた。そんなTHE BOOMのメンバーたちに島袋は「ダンディな香りがしますね」と笑いながら「SPEEDも17年になるんですけど、いいなあと思います」と目を細めていた。島唄20周年記念シングル「島唄」は発売中。