ゴーストライダーこと主人公のジョニーブレイズを演じてきたニコラス・ケイジ (C)BANG Media International

ニコラス・ケイジ主演作『ゴーストライダー2』で重症を負ったスタントマンが、本作のプロデューサー陣に100万ドル(約9,600万円)の損害賠償を求めて訴訟を起こしている。

スタントマンのマイケル・"クレイジー・マイク"・ガボフは昨年4月に行われた映画のDVDリリース記念のPRイベントで、ドクロ姿でバイクにまたがり、燃え盛る炎に包まれるというニコラス扮する本作の主人公を再現するため、湖の中をバイクで突っ切るというスタントを行った際に、両方の肺を潰してしまっただけでなく、背骨の骨折とやけどという重症を負っていた。

今回提出した訴状でマイケルは、本作を手がけたブレイク・メディアとソニー・ピクチャーズ、そしてネクスト・ポイントの3社は自身が昨年行ったスタントに注意怠慢だったとし、プロデューサー陣が「スタント行為をするスタントマンたちの安全性を意識的に無視した」と強く非難している。その結果マイケルは長期間の入院を余儀なくされ、治療費用として100万ドル(約9,600万円)を請求されたという。

そんな災難があったこのシリーズで、ゴーストライダーこと主人公のジョニーブレイズを演じてきたニコラスは、シリーズ第3弾には出演しないつもりのようだが、新しい主役を迎えて第3作目は製作されるだろうとも語っている。原作コミックの大ファンだというニコラスは、米映画情報サイトのコリダーにコミックの映画化となる『ゴーストライダー3』について「製作はあり得るよ。でも僕は出ないだろうね。自分の言うべきことは言ったから、もうこれ以上何も言いたくないんだ……まあどんな可能性もありうるよ。でも3作目に僕が出るってことはかなりの確率であり得ないね」と話した。

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