消息を絶ってからすでに4日が経過しているヴィットリオ・ミッソーニ (C)BANG Media International

現在ベネズエラで消息を絶ったイタリアのブランド「ミッソーニ」のCEO、ヴィットリオ・ミッソーニの捜索活動が依然続けられている。

ヴィットリオと妻マウリツィア・カスティリオーニを乗せた小型飛行機は、1月4日にベネズエラ沖で消息を絶ち、行方不明になって4日が経過している。同機には、もう1組の夫婦と2人の乗組員が搭乗しており、捜索救助隊は未だに手がかりを発見できずにいる。ヴィットリオらを乗せた小型機は、ロス・ロケス諸島から首都カラカスのマイケティア空港に向けて飛び立ったが、離陸後わずか10海里地点で観測レーダーから姿を消したという。同ブランドの広報担当を務めるマダレーナ・アスペスは5日、次のようにコメントを発表している。

「ミッソーニ一家はベネズエラ領事官よりヴィットリオ・ミッソーニと妻が行方不明だと報告を受けました。それ以上のことは何も知らされておりません。今朝から捜索が再開される見込みです。我々はファルネジーナ(イタリア外務省)を信頼していますし、今回の捜索に尽力してくださっている全ての機関に感謝しております。情報が入り次第、声明を発表いたします」とコメントしている。

同ブランドの創業者オッタヴィオ・ミッソーニとロジータ・ミッソーニ夫妻の長男で58歳のヴィットリオは、弟ルカ、さらにデザインにも携わる妹アンジェラらと共に会社を共同所有しており、1980年代から家族経営のビジネスに積極的に関わるようになり、同ブランドの世界展開を成功させている。

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