マイボイスコムはこのほど、「電車内の広告に関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査は、2012年12月1日~5日の期間にインターネット上で行われ、全国の男女1万1,608人から有効回答を得た。

まず、電車の利用頻度を聞いたところ、最も多かったのは「年に数日以下」で24.6%。以下、「週に4~5日」が15.1%、「月1日程度」が10.4%、「月2~3日」が9.3%、「ほとんど毎日」が8.3%、「週に1日程度」が5.8%、「週に2~3日」が5.5%と続き、週1回以上利用している人は34.7%に上った。一方、「利用しない」は21.0%だった。

電車を利用する人に、社内では何をしていることが多いか尋ねてみると、1位は「寝る」で39.5%。次いで、2位「景色を眺める」が36.4%、3位「読書」が32.8%、4位「考え事をする」「携帯電話・スマートフォンでメール」が同ポイントの26.4%となった。詳細を見ると、「携帯電話・スマートフォンでメール」「音楽を聴く」「インターネットのサイト閲覧」「ブログ、SNS、Twitter」などは10代・20代で多く、特に10・20代女性では「携帯電話・スマートフォンでメール」が5割に上った。

電車利用者のうち、車内広告を見る人は86.3%。どこに貼ってある広告をよく見るかとの質問に対しては、73.1%が「中吊り」と回答。以下、「窓の上(壁の上部)」が38.4%、「ドアの上」が34.2%と続いた。また、「ドアの横」「ドアに貼られた広告」については、10代・20代女性での比率が高かった。

電車内で見る広告

興味を持って読む広告は、「雑誌」が最も多く38.4%。次いで、「旅行・観光、ホテル」が28.1%、「書籍」が26.9%、「食品、お菓子」が25.2%、「鉄道の沿線案内」が21.4%となった。年齢別に見ると、10代・20代では「食品、お菓子」が最多となったほか、「ドラマ、映画、CD、DVD」「ゲーム関連」なども多かった。

電車に"立って"乗っている時、広告を「意識して見る」は10.7%、「暇つぶし程度」は52.2%、「ほとんど見ない」は3.2%。一方、"座って"乗っている時では、「意識して見る」は7.0%、「暇つぶし程度」は45.4%、「ほとんど見ない」は17.7%となった。

ドア上部の液晶ディスプレイを使った電子広告(トレインビジョン)を、「意識して見る」は10.2%、「興味をひかれる広告があれば見る」は23.4%、「暇つぶし程度」は48.0%となり、8割強がトレインビジョンを見ていることがわかった。

電車内で広告を見た後にしたこととしては、「インターネット等で調べた」が最多で17.3%。以下、「商品・サービスや施設を購入・利用したいと思った」が12.4%、「家族や友人・知人と話題にした」が10.9%と続いた。