サイバーエージェント、東急電鉄、東急エージェンシー、凸版印刷は、NFC技術を活用し、交通広告・屋外広告などのOOH(Out Of Homeの略で、交通広告や屋外広告など、家庭以外の場所で接触するメディアによる広告の総称)とスマートフォンを組み合わせた新たな広告手法「スマートOOH広告」を開発し、実証実験を開始すると発表した。

今回、新たに開始するのは、電車の車内広告や駅構内のポスターなどにNFC(Near Field Communication)タグを設置し、スマートフォンでのタッチを促すことで、スマートフォン上でのキャンペーンに誘導するもの。

バーコードリーダーの読み取りやアプリの起動・ダウンロードが不必要なため、オフラインの場からオンラインへの誘導が容易になり、OOH(Out Of Home)広告とWebとの連動を簡単に実現できる環境が整備できるため、ワンタッチで音楽、動画、アプリなどの限定コンテンツの提供や、クーポンの提供など様々な展開を行うことができる。

4社は「スマートOOH広告」の第1弾として、サントリーが11月13日に発売した特定保健用食品の新商品「ペプシ スペシャル」のプロモーション企画を11月16日から12月1日まで、東急線にて展開する。

具体的には、東急線の電車内に掲出されたつり革広告、およびドアステッカー広告を、NFC搭載スマートフォンでタッチすることにより、自動的にキャンペーンページにリンクし、その場でプレゼントが当たるインスタントスロット・ゲームに参加することが可能となるというもの。

対象NFC搭載スマートフォンは、NTTドコモがBlackBerryR BoldTM 9900/GALAXY NEXUS SC-04D/GALAXY S II LTE SC-03D、auがAQUOS PHONE SERIE ISW16SH/GALAXY SII WiMAX ISW11SC。

つり革広告

プレゼント内容は、プロモーション期間中、特定保健用食品「ペプシ スペシャル」を合計1,000本(490mlペットボトル4本セットを250名)。

4社の役割は、NFCを活用した技術提供を凸版印刷が担当、NFCタグを搭載できる交通広告枠の調整を東急電鉄、東急エージェンシーが担当、NFC搭載スマートフォンを活用したプロモーション企画/マーケティング企画をサイバーエージェントが担当する。