ペニーオークション詐欺事件により、複数のタレントがオフィシャルブログに嘘の落札記事を投稿していたことを受け、「Amebaブログ」を運営するサイバーエージェントは20日、対応策を発表した。

これまで「Ameba」の著名人オフィシャルブログでは、企業の情報や商品を紹介する際に、守るべきガイドラインを7つ設けていた。今回、新たに「ブログ記事内での偽装行為の禁止」を加え、計8つのガイドラインに改訂。同ガイドラインに反するブログ記事の投稿が行われた場合は、同社から警告を行い、改善されない際は該当記事の削除、オフィシャルブログからの削除、アカウントの停止などの措置を行う。また、同社を介さず直接著名人ブロガーに対して企業の情報や商品の紹介を依頼し、読者の利益を損なう危険性があると同社が判断した場合は、該当企業のサービスやホームページへの誘導ができないようシステムを対応する措置をとる。

入札のたびに手数料がかかるペニーオークションの詐欺事件を巡り、12月に運営会社の男ら4人が逮捕された。事件発覚を機に、タレントのほしのあきが13日付けのブログで、落札していない商品を落札したなどと虚偽の内容を掲載していたことを認め、謝罪。そのことに端を発し、14日にはお笑いコンビ・ピースの綾部祐二、俳優の永井大が、15日にはタレントの小森純が虚偽の内容の掲載を認め、謝罪文をブログに投稿した。また、熊田曜子、東原亜希、菜々緒らも事実を認め謝罪したと報じられているが、そのほかにも複数のタレントが同じ行為をしていたとみられ、今後の動向に注目が集まっている。