フューレンコーディネートは12月4日、NuForceのプリアンプ/ヘッドホンアンプ「HAP-100」を発表した。発売は12月19日で、希望小売価格は63,000円。

歪みの少ない音楽再生を実現するプリアンプ/ヘッドホンアンプ「HAP-100」。ブラックとホワイトの2色が用意される

NuForceは2012年より、「Home Series」というシリーズ製品を展開している。今回発表したHAP-100もその中の1台だ。NuForceの製品では、「Icon」シリーズなど、デスクトップオーディオをメインターゲットにした製品が多い。Home Seriesは、それらよりもハイグレードなホームオーディオをメインターゲットとしたシリーズ。現在、デジタル入力プリメインアンプ「DDA-100」と、DACヘッドホンアンプ「DAC-100」がラインナップされている。

ボリュームコントロールには、同社のフラッグシップアンプ「P-20」と同様に、低ノイズの皮膜抵抗を使用した切り替え型ラダーネットワークを採用。1dB刻みで100ステップの音量調整を行える。

これに続くプリアンプ段では、超低ノイズFETをゼロ負帰還駆動することで、高精度で低歪な音楽再生を実現している。電源部には、トロイダルトランスと大容量コンデンサを採用することで、パワーとクリーンさを実現している。

ヘッドホンアンプ部はシングルエンドの純A級動作だ。ヘッドホンの最大出力は、インピーダンスがHi-Zの際には5.2Vrms、300Ωの際には5.1Vrms、30Ωの際には1.8Vrms、16Ωの際には0.9Vrmsとなっている。

全高調波歪率は0.002%@20Hz~20kHz(3Vrms RCA, 2Vrms)@1kHz。S/N比は100dB(20Hz~20kHz)で、再生周波数帯域は20Hz~20kHzだ。

背面の接続インタフェース。このほかにフロントパネルにヘッドホン端子(ステレオ標準ジャック)を装備する

入力インタフェースはRCA×4系統を装備。デジタル入力には対応していない。出力インタフェースはRCA×1系統とヘッドホン出力(6.3mmステレオ標準ジャック)を装備する。本体サイズはW216×D255×H48mmで、重量は1.8kg。