今後、段階的に税額が上乗せされる

日本ガスは11月26日、石油石炭税の税率改定に伴い、ガス料金を改定することを発表した。

今回の改訂は、2012年3月に交付された「租税特別措置法等の一部を改定する法律」に基づいたもの。現在課税されている石油石炭税に加え、新たに「地球温暖化対策のための課税の特例」として、段階的に税額が上乗せされることになっているという。

同社では現在、都市ガスの原料の液化天然ガスおよび液化石油ガスに1,080円/トンの石油石炭税が課税されている。上記税制改定では、最終的に790円/トンが上乗せされ、1,860円/トンになる見込み。しかし急激な負担増を回避するため、2012年10月1日、2014年4月1日、2016年4月1日にそれぞれ260円/トンずつ段階的に上乗せする計画が示されている。

同社は2012年10月改定分を2013年1月検針分より上乗せするため、ガス料金の改定を内容とする「供給約款変更届出書」を10月26日に九州経済産業局に届け出た。改定に伴い、基準単位料金に0,2291円/m3加算する。