iOSでは企業サポートの一環としてMicrosoftのExchange Serverとの連携機能が組み込まれているが、最新のiOS 6でバグとみられる挙動により、会議への招集状を受けたユーザーが参加を拒否すると、会議そのものがキャンセルされたとの通知が招集対象者全員に届いてしまうことがあるという。この問題のため、従業員に対してiOS 6へのアップグレードを行わないよう通知している企業もあるようだ。

この件はMacRumorsが報じている。すでにAppleのサポート会議室でも話題になっており、ユーザーの間では既知のバグのようだ。MacRumorsではあるFortune 500企業の1社の内部リークメモを公開しており、そのメモによればMicrosoft Exchange Server利用に関するバグがiOS 6に内在していていることをシステム部門が把握しており、従業員らに対してiOS 6へのアップグレードを行わないよう通知している。加えて、もしiPhone 5を所有するユーザー、あるいはすでにiOS 6へのアップグレードを行ってしまったユーザーがいる場合には、同デバイスから会議招集への返事を行わないようアドバイスしている。