子どもたちの就学支援を行う国際協力NGO一般財団法人 民際センターは、9月1日から、2,500円でラオスの子どもに教科書を贈る教育支援事業「BOOK to SCHOOL」を本格的に開始する。
ラオスの子どもたちは、1冊の古い教科書を7人で使っている
アジアの最貧国のひとつであるラオスでは、毎年新しい教科書を提供することができず、古い教科書1冊を7人で使っている。今回対象とする地域は特に生活環境が貧しく、4校に1校は教科書がまったくない状態だという。
同事業では、9月に始まる新学期に合わせ、ラオスの子どもたちに教科書を無償で提供する活動を行う。1人に1冊の教科書があれば、自宅での予習復習ができ、読む習慣も身に付くとされる。
2,500円の寄付により、1人の小学1年生に主要教科4冊の教科書が届く。その他、33人分の寄付をまとめることで、教師には8科目の教師用指導書を提供する。また、対象地域の調査、学校との調整、本の購入と輸送、教科書の贈呈、寄付者への報告書作成・送付などを行うとともに、一部を教育指導学会の教科書、および教師用指導書の開発費に充てられるという。
届けられた子どもには、あなたからの寄付であることが伝えられ、支援した子どもの報告書(その子どもの写真とプロフィール)がメールで届く。
寄付は同事業の公式ページから、クレジットカードで行える。
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