NECおよびNECアクセステクニカは1日、スマートフォンへの給電機能を搭載したLTEモバイルルータ「Aterm MR01N」を発表した。8月1日より、モバイル通信サービス「BIGLOBE LTE」対応モデルとして、NECビッグローブより発売される。端末の参考価格は34,800円(スタートアップキャンペーン価格は23,520円)。

「BIGLOBE LTE」は、NTTドコモのXi/FOMAエリアにおいて、月額3,980円から利用できるモバイル通信サービス。

「Aterm MR01N」

オプションのクレードル装着時

「Aterm MR01N」は、本体の内蔵バッテリからスマートフォンへ給電できるモバイルルータ。連続通信時間はLTE時が約6時間、3G時が約8時間で、満充電による電池の負荷を抑えてバッテリを長持ちさせる「ロングライフ充電機能」を搭載する。充電はUSBケーブルを接続して行い、充電中の通信も可能。

最大下り75Mbps/上り25MbpsのLTE回線、および3G回線で使用でき、公衆無線LANにも対応。公衆無線LANエリアでは、スマートフォンの操作でLTE/3G回線から公衆無線LAN接続への切り替えが可能。オプションのクレードルには有線LANポートが1基搭載されており、固定回線への接続にも対応する。WAN側/LAN側の無線LANインタフェースはIEEE802.11b/g/n(理論値最大150Mbps)。LTE/3G用の内蔵アンテナは送信×1/受信×2、無線LAN用内蔵アンテナは送信×1/受信×1。

ボタン操作でクイック起動する「スタンバイ状態」の待機時間は約250時間。無線LAN端末からの接続がない場合、一定時間(初期値:10分)で無線LAN機能を停止する「スリープ状態」は約30時間維持できる。スリープ状態にせず電源を切る設定も可能。ほかにも、PCとUSBケーブルで接続して通信しているときは無線LAN機能をオフにしたり、電源ランプや有機ELディスプレイを消灯したりなど、多彩な省電力機能を搭載する。

スマートフォンなどからの接続は、QRコードを読み込んで設定を行う「AtermらくらくQRスタート」を利用する。接続状態をスマートフォンの画面で確認できるアプリ「Aterm Mobile Tool」も用意。これらのアプリは無償で提供される。

本体には有機ELディスプレイを搭載し、電波受信レベルや電波受信残量などを確認可能。microSDHCカードスロットも搭載する(32GBまで)。本体サイズは約W117×D74×H16mm、重量は約150g。