ジャパン・ホテル・リート投資法人の資産運用会社、ジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズは、今後の余暇市場を探ることを目的に、若年層代表として20代と、団塊世代も含む60代以上に顧客を絞り、今夏の国内旅行の動向調査を初めて実施した。

20代男女は、全体の約5割が夏旅(国内・海外旅行)を予定しており、60代以上男女は、約6割が予定していると答えた。同調査は、そのうち今夏、宿泊を伴う旅行を予定している人の中から、「国内旅行を予定している」(帰省含まず)人たち400名を対象とした(20代、60代以上各200名)。

60代は6割が夏旅を予定

今夏は、2泊3日が約6割! 同じ宿に滞在する「1カ所集中型」が主流に

「誰と国内旅行に行く予定ですか?」という設問に、20代男女は「彼女・彼氏と」が17.0%、「友人と」28.7%と、約5割の人が気の置けない友人、恋人たちとの旅行を計画しているのに対し、60代以上男女は「家族と」67.3%と夫婦水入らず、もしくは家族との旅行を予定している結果となった。

20代の国内旅行は気の置けない友人と

「何泊を予定していますか?」の問いには、2泊との答えが一番多く、20代男女は41.5%、60代以上男女は38.6%となった。中でも60代以上男女で「家族と旅行する」と回答した人は、3泊以上予定している割合が32.6%と多くなっている。「旅行中、同じ宿泊施設に2泊以上(連泊)しますか?」に対して「はい」と答えた人は、20代男女は65.9%、60代以上男女は60.1%と多く、両世代とも同じ宿でのんびり過ごす傾向が見られた。

20代、60代とも、連泊でのんびり過ごす傾向に

「交通費」は節約し、「宿泊代」や「観光など」に予算をかける傾向

「旅行した場合、昨年より今夏の旅行予算は?」と聞いたところ、「同じくらい」と答えた人が20代男女(53.0%)、60代以上男女(63.0%)ともに一番多くなった。宿泊代に関しては「1人1泊の宿泊代予算見込み」についても、20代男女は5,000円~10,000円以下が48.5%なのに対して、60代以上男女は10,000円~15,000円以下が37.0%を占めている。

旅行予算は昨年並み。宿泊代は、60代がやや高めの傾向

「旅行した場合の予算の内訳を教えてください。」との問いに対しては、「交通費」に関しては20代男女、60代以上男女とも全体の約3割を占めているが、20代男女は「宿泊代」が36.3%に対して、「観光などのレジャー」が19.7%と約2割近くになっている。一方で60代以上男女は、「宿泊代」が44.2%と一番多く、「観光などのレジャー」は13.5%となっている。

交通費は3割程度にとどめる

60代はアクティブな行動派、20代はのんびり食べ歩きのマイペース派

「旅先での過ごし方を教えてください」には、60代以上男女が「名所旧跡巡り」(30.0%)、「温泉巡り」(22.2%)に対して、20代男女は「宿でのんびり」(23.6%)、「名所旧跡巡り」(23.8%)、「食べ歩き」(23.0%)の3項目がほぼ同レベルとなった。60代男女は「宿泊代」の割合が高いにもかかわらず、「名所旧跡巡り」や「温泉巡り」とアクティブに行動する傾向となった。

20代は宿付近をのんびり探索。60代は「名所旧跡」や「温泉」巡りに

「ホテル・旅館を選ぶ際にあなたが重要視する順番に数字をふってください」と、「立地・利便性」「料理」「部屋」「お風呂」「接客・サービス」「その他」に順位をつけてもらったところ、20代男女、60代以上男女とも1位は「立地・利便性」となった。年代別の特徴として、20代男女の2位の「部屋」に対して、60代以上男女の2位は「料理」となり、「お風呂」の重要度はあまり高くない結果となった。

20代、60代以上とも1位は「立地・利便性」

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