リクルートが運営する「就職ジャーナル」は5月26日~27日、大学生(1年生を除く)・大学院生410人(うち男子学生200人、女子学生210人)を対象として、「インターンシップにかかったお金はいくら?」をテーマにアンケートを実施した。

(左)出費の平均額、(右)支給された費用の割合と平均額

インターンシップ参加にかかった交通費について尋ねたところ、その平均値は1万162円という結果に。ただし、内訳を見ると、58.8%は5,000円未満で収まっており、実は交通費が多くかかった学生によって平均額が押し上げられている模様。学生の居住地域別に見ると、首都圏は平均7,010円、関西圏は平均1万1,746円、東海圏が平均6,888円。これら三大都市圏の平均は8,035円なのに対して、ほかの地域の平均は9,387円と負担が重くなっていることがわかった。

次に、インターンシップ参加にかかったほかの費用について尋ねたところ、「飲食費」の平均額は5,854円という結果に。男子学生の平均額7,425円に対して、女子学生の平均額は4,050円と、男子学生の方が出費が大きい傾向が見られた。また、数日間にわたるインターンシップや、宿泊を伴うインターンシップ、海外インターンシップの場合に、特に負担がかさむという声も聞かれた。

また、「スーツ代」では、男子学生の平均額2万3,565円に対して、女子学生の平均額は2万4,850円と、女子学生の方がお金をかける傾向にある。逆に、バッグ代では、男子学生の平均額7,421円、女子学生の平均額5,719円と、男子の方がお金をかける傾向が見られた。トータルでの出費については、男子学生の平均額1万4,105円に対して、女子学生の平均額1万1,561円と、男子学生の方が出費が大きいことがわかった。

さらに、参加したインターンシップで支給された費用があったかどうかを尋ねたところ、一番支給された学生が多かったのが「交通費」で、53.9%。ほか、「日当」が10.2%なのを除き、1割には満たない程度であったものの、何らかの支給があったとする学生は、全体の73.2%に達した。「その他」では、「食事代」が多く、弁当などの現物支給を受けたケースも見受けられた。

最後に、意外とお金を使ったものについて具体的に挙げてもらったところ、「身だしなみに気をつけなくてはと思い、気合を入れて2回も美容室に行ったので、合計8,000円近くかかった」「『ランチ・ミーティング』と称して外食する機会が多く、飲食費が思った以上にかかった」といった声が寄せられた。

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