第65回カンヌ国際映画祭は、ミヒャエル・ハネケ監督の『アムール』が最高賞パルムドールに選ばれ、5月27日(日本時間28日)に幕を閉じた。ハネケ監督の同新作には、観客からもスタンディングオベーションが送られたという。
そのほか、マッテオ・ガローネ監督の『リアリティ』がグランプリに選出され、『闇の後の光』のメガホンを取ったカルロス・レイガダスが監督賞を受賞した。今回の同映画祭では『ビヨンド・ザ・ヒルズ』が、クリスチャン・ムンギウの脚本賞、クリスティーナ・フルトゥとコスミナ・ストラタンの2人が主演女優賞を分かち合うなど、作品として最多受賞を成し遂げた。さらに、ケン・ローチ監督の『天使の取り分』が審査員賞を獲得している。
第65回カンヌ国際映画祭 主な受賞者
賞名 | 作品名 | 受賞者 |
パルムドール | アムール | ミヒャエル・ハネケ監督 |
グランプリ | リアリティ | マッテオ・ガローネ監督 |
監督賞 | 闇の後の光 | カルロス・レイガダス監督 |
審査員 | 天使の取り分 | ケン・ローチ監督 |
男優賞 | 狩り | マッツ・ミケルセン |
女優賞 | ビヨンド・ザ・ヒルズ | クリスティーナ・フルトゥ、コスミナ・ストラタン |
脚本賞 | ビヨンド・ザ・ヒルズ | クリスチャン・ムンギウ |
カメラドール | ビースツ・オブ・ザ・サザン・ワイ | ベン・ザイトリン監督 |
(BANG Media International)