女優の酒井若菜が13日、東京・新宿の福家書店で初のエッセイ本『心がおぼつかない夜に』(青志社刊)の出版記念握手会を行った。

エッセイ本『心がおぼつかない夜に』の出版記念握手会を行った酒井若菜 拡大画像を見る

酒井にとって初のエッセイ本となる同作は自身の公式ブログ「ネオン堂」で2009年から3年間に渡って書き続けた記事の中から57本を選び、加筆修正した作品。白のワンピースで登場した酒井はタイトルに込められた意味を「読んだ方が、眠れない夜に寄り添ってくれるといいなと思って書きました。いろんな本を探してみたんですけど、眠れない夜を一緒にすごそうという本が無かったので」と想いを語った。

酒井といえば2008年に小説『こぼれる』を発表しているが「日記は3日ぐらいですぐやめちゃうタイプなので、始めた時から出版をしたい、出版に至るまでは書き続けようと思いました。本に出来ないと言われたらあんなに長いブログはできなかったと思います」と3年間の日々を振り返った。「眠れない夜はそれこそ本を読んで過ごすことが多いですね。元気の出る本、好きな作家さんの本を読んでます」と話す酒井。司馬遼太郎と爆笑問題・太田光が好きということで「司馬さんの本は目が覚めて気分が高まります。太田さんの本はなんでこんなに惹かれるのかわからないんですけど、非日常の物語、想像力に憧れています」と語った。

プライベートについて聞かれると「本当につまらない生活をしているので楽しいことを見つけたいです」と笑いながら「今年は厄年なので冒険はしないで控えめにしたい。何かしらハッピーな報告ができるといいです。今年はひっそりと自分の本を読んで過ごします」ということ。「昔から漠然と32歳という歳がキーになる気がしてるんです。すごくいいことあるんだって信じてました。だからお芝居も執筆もきっかけがあれば全部やりたいな」と意気込んだ。

また、芸能界をにぎわしている"二股騒動"にちなみ、自身の二股体験を聞かれると「30代なのでそれなりに恋愛経験があって、二股されたこともありますよ」とサラリと告白。「終わってから『あ、そうだったんだ』と後から気付いたんですけど…私はしたことありませんよ!」と思わず苦笑い。二股については「わかった直後はつらくてものちのち糧(かて)になる。恋愛はしないよりはした方がいいです」としみじみと語っていた。