楽天株式会社が運営するクチコミ就職情報サイト「みんなの就職活動日記」は、2013年度卒業予定の学生を対象に調査した「【IT業界】就職人気企業ランキング」を発表した。調査期間は2011年12月15日から2012年2月12日。
1位は前年同様、NTTデータが選ばれた。10位までの顔ぶれは、順位の変化はあるものの、昨年と同一企業がランクイン。調査対象の学生が昨年と異なるにも関わらず、学生の志向に大きな変化はない。これらの企業が選ばれた理由としては、「社会に役立つ仕事ができる」「社風・居心地が良い」という回答が目立った。
トップ10社は、大きく3つのカテゴリーに分けることができる。
まず1つ目は、ヤフーやグーグルなどBtoCのITサービス企業。2つ目は、幅広いITサービスを展開するIT大手企業の富士通、日本アイ・ビー・エム、NTTコミュニケーションズ。そして最後は、IT業界でも人材採用を積極的に展開しているNTTデータや、野村総合研究所、伊藤忠テクノソリューションズに代表されるSIer各社だ。
IT業界を選ぶ学生は年々増加。「(IT業界以外で志望している)他の業界の会社から内定が出た場合、どちらを就職先として優先させるか」を聞いたところ、「IT業界の企業を優先する」が昨年よりも2.6ポイント上昇。また、「IT業界ではない方の企業を優先する」については、昨年よりも2.5ポイント減少しており、学生のIT業界の見方が少しずつプラスの方向に変化していることが見えた。
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