JR西日本はこのほど、特急「くろしお」用新型車両287系の追加投入を6月1日からと発表した。同車両を使用する「くろしお」は、現在の4往復から7往復に増やされる。

特急「くろしお」に使用される287系。6月より7往復の運転に

京都・大阪から紀伊半島方面へ向かう特急列車は、今春のダイヤ改正で「くろしお」に名称を統一。381系と283系(オーシャンアロー車両)に加え、新型車両287系による運転も開始した。

287系は現在、新大阪~白浜間の「くろしお」4往復に使用されているが、追加投入にともない、381系で運行中の「くろしお7・15・19号」「くろしお14・18・30号」も287系に。6月以降、「くろしお」の定期列車に使用される381系はパノラマ型グリーン車を連結した編成のみとなる。

現在は381系を使用する「くろしお7号」も、6月から287系に

287系に置き換えられる381系には、記念撮影用に「パンダシート」が設置されている。JR西日本は287系追加投入とともに、「『パンダシート』は引き続きお楽しみいただけます」と発表しており、使用列車や運転開始の日程については決まり次第、告知するとのこと。