NECライティングは19日、「LIFELED'S(ライフレッズ)」シリーズのLED電球「LDA9N-G」「LDA9L-G」を発表した。発売は5月1日。いずれも価格はオープンで、推定市場価格は3,000円前後となっている。
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60W形白熱電球を上回る配光角を持つLED電球「LDA9N-G」「LDA9L-G」。高効率な放熱ヒートシンクの採用により、浴室灯などの密閉器具でも使用可能 |
白熱電球との配光比較 |
直進性の高い光を放つLEDを光源に用いるLED電球では、広い配光角の確保が当面の課題のひとつとなっている。LDA9N-GとLDA9L-Gは、2011年10月に発売された「LDA5N-G」「LDA5L-G」と同様に、330度の配光角を持つLED電球だ。LDA9N-Gは全光束810lmの昼白色相当、LDA9L-Gは全光束680lmの電球色相当で、それぞれ白熱電球の60W形・50W形相当の明るさとなっている。60W形の白熱電球の配光角は310度で、LDA9N-GとLDA9L-Gはそれを上回っているわけだ。
配光角の拡大は、高効率放熱ヒートシンクの採用による電源部の小型化や、高拡散カバーの採用、拡散用レンズの内蔵によって実現している。ヒートシンクは樹脂製の「特殊加工AIヒートシンク」で、電球が露出するような器具で使用しても違和感のないデザインを実現している。
消費電力はいずれも9Wで、LDA9N-Gでは90lm/Wの高効率を実現。グリーン購入法の新基準にも対応している。演色評価数Raは、LDA9N-Gが70で、LDA9L-Gが80となっている。設計寿命はいずれも4万時間だ。