電気通信事業者協会(TCA)は4月6日、3月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数では、ソフトバンクが同社の月間純増数記録を塗り替える60万3,000契約で首位となった。2位はKDDI(au)、3位はNTTドコモ。なお、イー・アクセス(イー・モバイル)は2011年12月から契約者数の公表をやめている。
ソフトバンクは60万3,000増で、累計契約数は2,894万9,000契約となった。iPhone 4Sの好調な売れ行きに加え、3月16日から発売が開始された「新しいiPad」も純増を牽引。さらに、今夏以降にプラチナバンドの900MHz帯が利用できるようになる3G携帯端末「PANTONE 4 105SH」(シャープ製)が早くも人気だという。この結果、月間60万件増という大幅な純増につながった。
2位のKDDI(au)は43万7,300増で、累計契約数は3,510万9,100契約となった。同社では3月1日から、アプリ500本以上が利用可能で他にも様々なサービスが受けられる「auスマートパス」のサービスをスタートさせている。3位のNTTドコモは25万2,700増で、累計契約数は6,012万9,500契約。他キャリアに先駆けて累積6,000万契約という大台を突破した。なお、同社では3月31日に第2世代(2G)携帯電話サービスのムーバが終了。16万件の純減となっている。
携帯電話全体としては129万3,000契約増で、累計契約数は1億2,418万7,600契約となった。
グループ | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
NTTドコモ | 252,700 | 60,129,500 |
KDDI(au) | 437,300 | 35,109,100 |
ソフトバンクモバイル | 603,000 | 28,949,000 |
イー・アクセス | - | - |
携帯電話総計 | 1,293,000 | 124,187,600 |
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービスについての純増(減)が以下の通り含まれる。
グループ | 純増数のうち | |
---|---|---|
プリペイド契約 | 通信モジュール | |
NTTドコモ | 11,600 | -34,900 |
KDDI(au) | -3,900 | 45,200 |
ソフトバンクモバイル | -1,600 | 127,100 |
PHSではウィルコムが131,500増で、PHS全体で累計455万6,400契約となった。
グループ | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
ウィルコム | 131,500 | 4,556,400 |
PHS総計 | 131,500 | 4,556,400 |
無線ブロードバンドサービス(BWA)のUQコミュニケーションズは21万4,800増で、累計226万5,700契約となった。
グループ | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
UQコミュニケーションズ | 214,800 | 2,265,700 |
(記事提供: AndroWire編集部)