ソニーは8日、マルチチャンネルインテグレートアンプ「STR-DH530」を発表した。発売は4月20日で、希望小売価格は42,000円となっている。

「STR-DH530」

エントリーモデルながら、フロントハイ・スピーカーを含めた7.1ch再生に対応するモデル。前方左右の高い位置にもサラウンドチャンネルを配置できるため、奥行きのみならず高さのある臨場感あふれる音場を実現する。ソニー独自の音場モード「HD-D.C.S.(HDデジタル・シネマ・サウンド)」をはじめ、「ホール」「ジャズ・クラブ」「コンサート」「スタジアム」「スポーツ」「マルチ・ステレオ」という7種類の音場モードを搭載。HD-D.C.S.は、映画館の音響のような広がりを再現する「HD-D.C.S. スタンダード」と、高い位置からの反射音を再現する「HD-D.C.S. フロントハイ」の2モードが用意されている。

パワーアンプは、上位モデル「ES」シリーズにも採用されている「高音質メタルコアモジュール」を搭載。ダイナミックかつ抜けの良い音質を実現している。

背面

そのほか、液晶テレビ「ブラビア」のリモコンを使用してサウンドフィールドの変更や音質設定が行える「オーディオ機器コントロール」アプリにも対応している(対応する「ブラビア」はソニーのWebサイトを参照のこと)。

主な仕様は、実用最大出力がフロント140W×2・センター140W・サラウンド140W×2・サラウンドバック140W×2・フロントハイ140W×2、定格出力がフロント85W×2・センター85W・サラウンド85W×2・サラウンドバック85W×2・フロントハイ85W×2、全高調波ひずみ率がフロント0.09%以下(6Ω負荷、85W+85W、20Hz~20kHz)、周波数特性が10Hz~70kHz ±3dB(6Ω時)、SN比がLINE系96dB(サラウンド、EQ全てOFF時)。

接続インタフェースは映像入力×2系統/出力×1系統、映像モニター出力×1系統、コンポーネント映像入力×2系統/出力×1系統、HDMI入力×4系統/出力×1系統、光デジタル入力×2系統、同軸デジタル入力×1系統、サブウーファー出力×1系統、ヘッドホン出力×1系統、オーディオ入力×3系統(Portable in含む)を搭載する。なお、HDMI入力は3D映像信号のパススルー伝送に対応している。

消費電力は約170W、待機時消費電力は約0.3W。サイズは約W430×D322×H157.5mm、重量は約7.6kgとなっている。

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