ソニーが、所有していたマイケル・ジャクソンの楽曲がハッカーによって盗まれたことを発表。マイケルがウィル・アイ・アムやフレディ・マーキュリーらと録音した未発表曲を含む5万曲以上がハッカーの攻撃により盗まれ、この被害額は過去最大のものになるという。
関係者はザ・サンデー・タイムズ紙に「ソニーがマイケル・ジャクソンの遺族から購入したもの全てが流出してしまった。ソニーのシステムはとても高度だったが、自社システム内に問題が発見されたんだ。現在は弱点を検出し、修復は完了している」と話している。
ソニーはマイケルが他界した翌年の2010年に、マイケルの過去作の販売権を2億5,000万ドル(約200億円)で購入しており、同時に未発表曲を含む10枚のニュー・アルバムの発売権も獲得している。
なお、同社のセキュリティー侵害に関わったとして、2人の男が3月2日(金)にイギリス内の法廷に出廷。仮釈放中のジェームズ・マークスとジェームズ・マコーミックは、現在コンピューター不正使用と著作権、意匠、特許法侵害を否定しており、来年1月に裁判を受けることになっている。
(BANG Media International)
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