トレンド総研は、20~39歳のスマートフォンユーザー男女500名を対象に、「スマートフォンアプリ」に関する調査をおこなった。
有料アプリの利用者は3人に1人
「無料アプリ・有料アプリそれぞれのダウンロード状況」を聞いたところ、「無料アプリのみをダウンロードしている」が60%、「有料・無料アプリともに」が33%、「有料アプリのみ」が1%という結果になった。
また、「ダウンロードしているアプリ数」は、「無料アプリ」の平均が24個、「有料アプリ」の平均が6個。
続いて「スマートフォンにダウンロードしているアプリの種類」を聞くと、無料アプリでは、「交通・ナビゲーション」(68%)、「ゲーム」(66%)、「ニュース・天気予報」(59%)が上位となった一方で、有料アプリでは「ゲーム」(55%)、「ビジネス・仕事効率」(29%)、「辞書・学習系」(26%)と、有料、無料で傾向が若干異なっていた。
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ちなみに、「有料アプリ」ユーザーに対して「今後利用してみたいと思う有料アプリ」を聞いたところ、「スマートフォン向けのオリジナルゲームアプリ」(35%)、「ニンテンドーDSやPSPなどにおける人気ゲームのアプリ版」(34%)、「辞書・学習系アプリ」(32%)などが上位にランクインしていた。
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有料アプリ「興味があっても料金が理由でダウンロードを断念」が7割
次に「興味をもった有料アプリについて、アプリの料金が理由でダウンロードをしなかった経験はありますか?」という質問をしたところ、71%が「ある」と回答。
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興味をもった有料アプリのダウンロード料金がいくらであればダウンロードをするか聞いてみたところ、「50円」69%、「100円」62%と過半数を締めていたが、以降「200円」36%、「300円」24%、「500円」8%、「1,000円」2%と、1つのアプリの値段が「200円」を超えると、ダウンロードしたい気持ちが急激に下がることが分かった。
ユーザーがうれしい有料アプリ提供スタイル1位は「定額でダウンロードし放題」&「500円以内」
「有料アプリの提供スタイルとして、最も望ましいと思うもの」を聞いたところ、「定額でダウンロードし放題」が42%と最も多く、以下「期間限定で割引セール」(39%)、「一律の金額でダウンロード」(13%)、「ダウンロード数に応じて割引」(4%)と続いた。
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それぞれの理由は下記の通り。
●定額でダウンロードし放題
・「ダウンロードのたびに課金されると、際限なく使ってしまいそうで怖い(27歳・女性)」
●期間限定で割引セール
・「定価より安くなっていると購入意欲がわく(26歳・女性)」
・「お試しとして購入しやすい(39歳・女性)」
●アプリが一律の金額でダウンロード
・「金額が固定されていると、料金計算がしやすい(34歳・男性)」
・「ダウンロード後に高額であることに気付くということがなくなる(39歳・男性)」
●ダウンロード数に応じて割引
・「普段は有料アプリをほとんど使わないので、使っただけ割引されるのであれば納得できる(37歳・女性)」
ちなみに、最も回答の多かった「定額でダウンロードし放題」と答えた方に、「1カ月あたりの定額金額がいくらまでなら利用したいですか?」と聞いたところ、最も多かった回答は「500円」(52%)であった。
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