ネスレ日本は3月5日、東日本大震災で被災した三陸鉄道への復興支援として、同社に寄付できるチョコレート菓子「ネスレ キットカット ミニ ワールドバラエティ」を発売する。

三陸鉄道北リアス線を走る列車(写真は震災前のもの)。現在、同路線は久慈~陸中野田間と小本~宮古にて、臨時ダイヤで運行している

「ネスレ キットカット ミニ ワールドバラエティ」

三陸鉄道は岩手県の三陸海岸沿いを走る第3セクター方式の鉄道で、北リアス線と南リアス線の2路線を運営し、「三鉄」の通称で親しまれる。通常車両のほかにお座敷車両やレトロ調車両も運行していたが、2011年3月の東日本大震災で被災し、現在も南リアス線全線と北リアス線陸中野田~小本間が運休となっている。

「ネスレ キットカット ミニ ワールドバラエティ」には1個あたり20円の寄付金が価格に含まれており、購入すると自動的に三陸鉄道に寄付できる。集まった寄付金は、ネスレ日本が責任を持って三陸鉄道に届けるという。1袋13枚(イギリス風5枚、オーストラリア風5枚、日本3枚)入りで、価格は525円。

発売にあわせて、世界20カ国以上で展開するFacebook上の「キットカット」オフィシャルページにて、東北地方および三陸鉄道に対する応援メッセージを日本だけでなく海外からも募集する。「キットカット ニッポン」では、応援メッセージの投稿・閲覧コーナーを開設。「キットカット グローバル」および各国の「キットカット」Facebookページでは、英語や各言語での投稿を募集するという。寄せられたメッセージは、三陸鉄道の車両や駅舎に掲示する予定だ。募集期間は3月5日~31日。

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