ペンタックスリコーイメージングは8日、コンパクトデジタルカメラ「PENTAX Optio WG-2」および「PENTAX Optio WG-2 GPS」を発表した。どちらも発売は3月中旬で、価格はオープン。推定市場価格はWG-2が3万円台半ば、WG-2 GPSが4万円前後となっている。

「PENTAX Optio WG-2」はバーミリオンレッドとオールブラックの2色(写真上段)、「PENTAX Optio WG-2 GPS」はシャイニーオレンジとグロスホワイトの2色をラインナップ(写真下段)

2機種とも、水深12mでも使用可能な防水性能(IPX8、JIS保護等級8相当準拠)と、1.5mからの耐落下衝撃性能、IP6X(JIS保護等級6)相当の防塵性能、マイナス10度の低温でも動作する耐寒性能、耐荷重100kgfと、現在市場にあるデジタルカメラの中でもトップクラスのタフネスさを備えるモデル。なお、水深12mでの連続使用可能時間は2時間となっている。

最高感度ISO6400を実現する裏面照射方式のCMOSセンサーを新たに採用し、海中など光を取り込みにくい環境での撮影にも適している。高感度を実現する一方で、ノイズも低減。また、画像処理エンジンも刷新され、超解像技術を応用して解像感を高めることが可能になるとともに、一度に撮影した4枚の画像を合成してブレを補正可能になった。ブレ対策としては、電子式手ブレ補正(静止画撮影時のみ)、高感度撮影、動画用の「Movie SR」という3つで対応する。

2モデルの違いは、WG-2 GPSにのみGPS機能が搭載されている点。アウトドアイベントの撮影に使用する際など、訪問地の位置情報を画像に付加できるようになっている。

その他の主な仕様は、撮像素子が有効約1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサーで、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)、レンズが焦点距離28~140mm相当(35mmフィルム換算時)の5倍ズーム、開放F値がF3.5~F5.5、対応感度がISO125~ISO6400となっている。モニターは約46万ドット・3型ワイドの液晶方式で、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約88.2MB)。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約260枚だ。

サイズは約W122.5×D29.5×H61.5mm(操作部材、突起部を除く)、バッテリーとSDカードを含む状態の重量はWG-2が約194g、WG-2 GPSが約198gとなっている。

背面(写真左)と上部(写真右)。防水・防塵性に配慮された構造になっている

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