ナイキはこのほど、サッカーブラジル代表の新しいナショナルチームキットを発表した。2012~2013年に使用される予定で、同代表チームを支える"Jeitinho Brasileiro"(ブラジルらしいやり方)を表現したユニフォームとなった。

ブラジル代表の新ユニフォームを着用したネイマール選手(写真左)とパト選手(同右)

ホームキットのメインビジュアルを務めるのは、昨年開催されたFIFAクラブワールドカップでも活躍したサントス(ブラジル)所属のネイマール選手と、ミラン(イタリア)所属のパト選手。アウェイキットのビジュアルには、現在ブラジル代表の10番を務めるガンソ選手(サントス所属)も登場している。

ネイマール選手はブラジル代表のユニフォームを、「ブラジル人プレーヤーならナショナルチームのジャージーを着ることを誰もが夢見ます。ブラジルを守る、CBF バッジを身につけるというのは素晴らしいことです!」と話し、新ユニフォームについては、「とても美しく、快適で、チームにふさわしいものです」。パト選手は、「ブラジルナショナルチームジャージーを着るときはいつも大きな誇りを感じます。フットボールの試合を通じて喜びを表現したいと思います」とコメントした。

ブラジルナショナルチームキット(ホーム)

ブラジルナショナルチームキット(アウェイ)

新キットはブラジル代表の伝統を重んじたクラシックなデザインで、同代表を支える粘り強さと創造性、どこまでも前向きで革新的なアプローチを意味する"Jeitinho Brasileiro"(ブラジルらしいやり方)を表現。ホーム用のシャツは同代表のシンボルともいえる黄色いボディで、Vネックの首元に細いグリーンのトリムをあしらい、袖口も深い緑に。袖口の折り返しには、チームのスローガン「Nascido Para Jogar Futebol」(フットボールをするために生まれた)も入っているという。アウェイキットは全体をロイヤルブルーでまとめ、アクセントに黄色を使用した。

また、100%再生ポリエステル素材で作られ、各製品に約13本のプラスチックボトルを使用。シャツに入る濃い緑のナンバーには、不要なタオルを再生利用した綿素材を用いるなど、ナイキの「高機能でありながら環境に与える影響の低いモノづくりをおこなう」という信念も反映したキットに。4年前のバージョンと比べて23%の軽量化をはたし、史上最軽量のキットに仕上がったとのこと。