JR東日本千葉支社は30日、「JR久留里線さよならタブレット記念」旅行商品を発売する。出発日は2月18日から3月11日までの土休日。また、2月18日より記念入場券(硬券)の販売も開始する。

久留里線を走るキハ38形。今度のダイヤ改正で同路線のタブレット交換も見納めに

久留里線ではキハ30形やキハ37形、キハ38形といったディーゼルカーが活躍し、運転保安方式は「タブレット閉そく式」。国鉄時代、ローカル線の象徴的風景だったタブレット交換がいまでも見られる、数少ない路線のひとつだった。しかし3月17日のダイヤ改正で「特殊自動閉そく式」に変更されるため、タブレットを受け渡しする風景も見納めに。

今回発売される「JR久留里線さよならタブレット記念」旅行商品では、閉そく保安機器を使った"タブレット講座"やタブレット交換の見学、久留里線の車両撮影会などが行われるという。参加者にはキハ30形の写真を使った専用掛紙付きの弁当と、記念ピンバッチセットもプレゼントされる。

同旅行商品は1月30日14時より販売開始。びゅう予約センター千葉へ電話予約するか、JR東日本千葉支社サイトからのインターネット予約で申し込める。募集人員は各出発日とも50名(午前コース25名、午後コース25名)で、旅行代金は大人5,800円、こども5,400円。

なお、久留里線久留里駅では、2月18日朝9時より「久留里線さよならタブレット」記念入場券(硬券)の販売を開始する。木更津駅、横田駅、久留里駅、上総亀山駅の計4駅分の入場券(大人・こども)8枚が1セットとなっており、価格は1セット840円。3,000セット発売する予定で、購入は1人5セットまで。発売予定数を完売し次第、販売を終了するとのこと。