別居中の妻との離婚が正式に成立したと伝えられた米俳優のメル・ギブソン。離婚の成立に伴い、支払われる賠償金が史上最高額にのぼると話題だ。

メル・ギブソンが元夫人であるロビンと結婚したのは1980年。以降、7人の子どもをもうけ、円満な家庭生活を送っていたが、2006年に飲酒運転で逮捕。その際の人種差別的発言が物議を醸して別居。2009年に元夫人が離婚を申請、このたび31年の婚姻関係にピリオドが打たれたことになる。

米国の複数のメディアが報じたところによると、メル・ギブソンの総資産は約8億5,000万ドル(約646億円)。その半額となる4億2,500万ドルが慰謝料として元夫人に支払われ、今後もメル・ギブソンが稼ぎ出した報酬の半分が元夫人の手に渡るという。

今回、離婚慰謝料の額でハリウッド史上トップに立ったメル・ギブソンだが、高額な慰謝料を請求されたハリウッドセレブは彼だけではない。以下、高額慰謝料を支払った過去をもつ、ハリウッドセレブたちの上位5人を挙げてみた。

  • 2位 ハリソン・フォード

1983年に脚本家のメリッサ・マシスンと再婚。2児をもうけて2004年に正式離婚。慰謝料として現金1億1800万ドル(約92億円)が夫人に支払われた。

  • 3位 スティーヴン・スピルバーグ

女優のエイミー・アーヴィングと1985年に結婚。1児をもうけて4年後に離婚。慰謝料として支払われた額は1億ドル(約77億円)。

  • 4位 ケヴィン・コスナー

前妻のシンディ・シルバと1978年に結婚。3人の子供を持つおしどり夫婦として知られたが、ケビンの不倫スキャンダルにより1994年に離婚。夫人には8,000万ドル(約62億円)が支払われた。

  • 5位 マドンナ

2000年に映画監督のガイ・リッチーと結婚。1児をもうけた後、8年後に離婚。マドンナの総資産額がはるかに多いことから、マドンナ側からガイ・リッチーに支払われた金額は推定7,600~9,200万ドル(約60億~72億円)。

  • 6位 ポール・マッカートニー

2002年にヘザー・ミルズと再婚。2006年に離婚調停を開始し、2008年に離婚が成立。4,870万ドル(約38億円)の慰謝料に加えて、当時4歳だった娘の養育費として年間7万ドル(546万円)とベビーシッター料と学費の支払いが要求された。