フォルクスワーゲンは、4月18日上海にて、3代目となる新型「ビートル」を公開した。名称は2代目が「ニュー・ビートル」だったのに対し、3代目は「ザ・ビートル(The Beetle)」となる。欧州・北米ではこの夏から、アジア地域では2012年2月からの発売を予定している。

フォルクスワーゲン ザ・ビートル

初代「ビートル」は1938年に誕生し、その後50年間あまりで2,150万台が生産された世界的モデル。1998年に登場した2代目は100万台以上を販売し、2010年に生産を終えた。今回のモデルは初代モデルのデザインイメージを継承しながら、よりスポーティでダイナミックなモデルとなる。

ボディはより長く広く低くなった。サイズは全長4,278mm(2代目より152mm拡大)、全幅1,808mm(同84mm拡大)、全高1,486mm(同12mmダウン)。全長の拡大により、ボンネットやルーフは延ばされ、フロントウィンドウの傾斜も緩くなった。ホイールベースやトレッドも延長されている。ヘッドライトにはLEDが設けられ、リヤウィンドウ下端にはスポイラーが装備される(一部モデルを除く)。

TSIエンジンやDSGなど、フォルクスワーゲンの最新パワートレインも搭載される。パワーユニットには最高出力77kW(105PS)から147kW(200PS)まで、各種のエンジンが搭載される。もっとも低燃費のガソリンエンジンモデルはストップ/スタートシステムや再生エネルギーシステムを搭載し、約18.2km/Lの燃費を得ているという(スペックはいずれも発表時のもの。日本仕様は変更される可能性もある)。

また新型ビートル発表イベントの模様は、「MTV ワールドステージ」とのコラボレーションにより、Webで見ることができる。

フォルクスワーゲン ザ・ビートル