カシオ計算機は、「Speed and Intelligence」をコンセプトとしたメタルウオッチ「EDIFICE」の新モデル「EQW-A1000DB」を開催中の「BASELWORLD 2011」にて発表。日本での発売、価格などは現時点では未定となっている。

2層となっている文字板の間に、大型ディスク針やメタルパーツをレイアウトした新モデル「EQW-A1000DB」

EQW-A1000DBの大きな特徴は、昨年「OCEANUS」ブランドで採用された、新システム「Smart Access(スマートアクセス)」を搭載した点。同システムは、時針・分針・秒針を連結させずに、それぞれを別のモーターで独立駆動させることにより、機能の切り替えの際に、それぞれの針が干渉することなく素早く動き、スムーズな使い心地を実現するというもの。

新モデルでは、時針・分針・秒針、さらに大型ディスク針を同軸上に配し、3時側の日付表示と合わせて、5つのモーターで別々に駆動。1/20秒ストップウオッチやタイマー、アラーム、ワールドタイムなどの多彩な機能をストレスなく操作できるという。

また、ディスク針で機能モードを表示したり、3時側の小窓でストップウオッチの計測状態を示すことも可能。磁気センサーを用いた非接触型の電子リューズスイッチも備え、操作性を向上させている。電子式リューズスイッチはOCEANUSでも既に採用されているものだ。

「Smart Access」により、多機能クロノグラフの使いやすさを追求したという

さらに、8時側にワンプッシュでラップタイムの計測モードになる専用ボタンを採用。計測中には、ディスク針で5本までのラップを示し、最初に計測した5本のラップと最速ラップのタイムは電子式リューズスイッチの操作で確認できる。このほか、世界6局の標準電波も受信可能となっている。

ラップ計測中は、ダイナミックに動く時針・分針・秒針にも注目