ビクター・JVCは13日、ハイビジョンメモリームービー「Everio(エブリオ)」の新ラインアップとして、撮影映像の3D変換再生が楽しめる「GZ-HM990」を2月中旬に、手軽に高画質撮影が楽しめる「GZ-HM890 / HM880」を2月上旬に発売すると発表した。いずれも価格はオープンで、推定市場価格はGZ-HM990が13万円前後、GZ-HM890が11万円前後、GZ-HM880が10万円前後。

「GZ-HM990」カラーはオーロラブラックのみ

今回発売される3モデルは、新開発の「F1.2レンズ」と「高感度B.S.I. CMOSセンサー」によって明るくノイズの少ない映像を実現し、広角29.5mmのワイド画角で広々とした映像撮影が可能なハイビジョンメモリームービー。同社最高峰の「GTレンズ」を搭載し、解像度が高く鮮鋭な映像描写が可能。また、虹彩絞りを採用しており、美しい背景ぼけが表現できる。

GZ-HM990は「2D-3D変換再生」機能を搭載。記録した2D動画や静止画を、再生時にリアルタイムで3D立体映像に変換して、3D対応テレビで3D映像を楽しめる。また、3.5型液晶モニターに「グラスレス対応 3Dタッチパネル」を採用しており、3D映像の再生や確認が専用メガネなしで行える。内蔵メモリーは最大で約29時間20分のハイビジョン動画が撮影できる64GBの容量を搭載。

「GZ-HM890」カラーはホライゾンゴールド(左)とサンライトシルバーの2色

GZ-HM890は64GBの内蔵メモリーを、GZ-HM880は32GBの内蔵メモリーを搭載し、メモリ容量以外は同スペックとなっている。また、3機種ともにSD / SDHC / SDXCカードとEye-Fiカードに対応するほか、ブルーレイディスクを作成可能なソフトウェアを本体に内蔵し、USBケーブル1本でアーカイビング機器と接続することで、パソコンを使わずに撮影した映像の保存が可能。

そのほか、補正エリアを約2.5倍に拡大した「パワードアクティブモード」搭載の電子式手ブレ補正システム、Android搭載スマートフォンとの連携も可能なBluetooth無線技術への対応、高画質画像処理エンジン「FALCONBRID」搭載などの特徴を持つ。

突起物を含む外形寸法は、3機種ともに54(W)mm×62(H)mm×121(D)mmで、バッテリーを含む本体質量はGZ-HM990が約330g、GZ-HM890とGZ-HM880が約310g。

「GZ-HM880」カラーはムーンライトブラック(左)とトワイライトレッドの2色