プロ野球選手、田口壮のメジャーリーグ挑戦の裏側を妻・恵美子氏の目線で描いた『メジャーリーガーの女房──ヨメだけが知る田口壮の挑戦、その舞台裏──』。発売に先立つ11月20日、兵庫県・神戸市のジュンク堂書店三宮店で発売記念サイン会が行なわれた。

著者の田口恵美子氏と夫の田口壮選手(オリックス・バファローズ)が会場に現れると、詰め掛けた観客からいっせいに拍手が沸き起こり、サイン会は終始なごやかな雰囲気に。当日はおよそ200人の読者が来場し、兵庫県近辺からでなく、東京をはじめ、名古屋や熊本など遠方から訪れる読者もおり、田口夫妻の人気の高さをうかがわせた。

発売にあたり田口恵美子氏は「出来上がって不思議な感動があります。私が本を出すのはこれが4冊目ですが、今までのものと違い、この本にかけてきた時間(メジャー挑戦の8年間)がとても長くて、思い入れもかなり強いものになりました。いろいろありすぎて、どれを書くべきか、その取捨選択が一番難しかったです。いいことも悪いこともすべて隠さず、自分たちのありのままを書いたので、公衆の面前で真っ裸になった気持ちです」とコメント。

田口壮選手は「感動するし、笑えるし、僕はこの本に書いてあることを体験しているので、あの時こうだったな、といろいろ思い出しました。ただ僕は『冷や水ぶっかけちゃん』ではないと思います。この部分さえなければ、僕はすごくかっこいい人間ですね(笑)。点数をつけると150点ですね」と、ヨメの著書を絶賛していた。