フォルクスワーゲン、エコカー減税75％のミニバン「トゥーラン」を発売

フォルクスワーゲン グループ ジャパン は、7人乗りコンパクトミニバン「ゴルフ トゥーラン(Golf Touran)」をモデルチェンジし、2011年1月11日より発売する。同モデルは輸入車ミニバンとして初のエコカー減税75％対象車。希望小売価格は293万円(コンフォートライン)と339万円(ハイライン)。

今回のゴルフ トゥーランは、新世代フォルクスワーゲン車に共通のフロントフェイスを採用するなど、内外装を刷新。さらにエンジンの改良により輸入車ミニバンとして初めてエコカー減税75％対応車となった。

パワートレーンは、1.4L(リッター)ツインチャージャー「TSI」エンジンと、乾式7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)。日本の排出ガス規制への最適化が行なわれた改良型で、最高出力140PS、最大トルク220Nmを発揮する。最大トルクの発生域が従来の1,500rpmから1,250rpmと低い回転数となったことで、スムースで力強い発進加速を可能とした。10・15モード燃費は14.6km/L(先代比＋3％)。

ボディサイズは、全長4,405mm(先代比－15mm)、全幅1,795mm(±0mm)、全高1,670mm(±0mm)と先代モデルとほぼ同じだが、エクステリアはドアパネル以外、全てを一新。新デザインのLEDポジションライト付きバイキセノンヘッドライトも採用された(ハイライン)。

インテリアでは、全車にレザーステアリングホイール、オートライト、レインセンサー、自動防眩ルームミラーを搭載。ハイラインには、アルカンターラ&ファブリックのスポーツシート、フルカラーマルチファンクションインジケーターを採用した。ラゲージルームは、7人乗車時の121Lから、最大で1,913Lにまで拡大する。安全装備としては、全車にABSやESP、ブレーキアシスト、6エアバッグ、全席3点式シートベルト、むち打ち軽減ヘッドレスト(運転席/助手席)を採用した。

「ゴルフ トゥーラン」は2004年4月より日本に導入された。ゴルフ譲りの走行性能や豊富な安全装備が評価され、発売以来6年半で2万5,500台を販売。2007年4月のモデルチェンジでは、TSIエンジンとDSGを搭載した。また、フォルクスワーゲンはトゥーラン、シャランという2つのミニバンをラインナップするが、より大きなサイズのシャランは本格的なファミリータイプミニバン、トゥーランはファミリーユースはもとより、広い居住空間を利用したパーソナルユースミニバンという位置づけとなる。