映画『THE LAST MESSAGE 海猿』が18日、公開初日を迎え、主演の伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太、加藤雅也、吹石一恵、三浦翔平、濱田岳、時任三郎、羽住英一郎監督が舞台あいさつを行った。

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本作は2004年に第一作が公開された『海猿 ウミザル』シリーズの完結編。事故が発生した海上の天然ガスプラント「レガリア」を舞台に、海上保安庁・機動救難隊隊員の仙崎大輔(伊藤)らによる過酷な救助作業を描いている。シリーズ初となる3D上映も実施され、2D上映と合わせて全国466スクリーンで初日を迎えた。

連続ドラマも含めて7年間にわたり主人公の仙崎を演じ続けている伊藤は、「ようやく初日を迎えることができました。本当に胸がいっぱいです。7年間、仙崎と共に成長してこれたと思っています」とあいさつした。伊藤同様、シリーズを通してヒロインを演じる加藤も、「7年前のわたしは、まさかこの役で子供を持つところまで来られるとは思っていませんでした」と感無量の様子でコメント。作品についての"つぶやき"を書き込み、閲覧できる「イマつぶ」に目を通したそうで、「ファンの皆さんのコメントが温か過ぎて、舞台あいさつの前に泣いちゃいました」と告白した。

伊藤が濱田をお姫様抱っこ

既婚者・佐藤&独身の伊藤が"妻子持ち"の仙崎の心境について語る

また、シリーズ初登場にして仙崎とバディーを組んだ服部役の三浦は「スキューバのライセンスを持っていなかった僕は、撮影前に潜水の訓練をしました。俳優としてでなく、一人の"訓練生"として指導していただいたんですが、プールの底に沈んでも助けてもらえなくて…。それぐらい厳しかったんですよ」と話すなど、撮影の過酷さを報告。そんな中、撮影現場で仲睦まじい姿を披露していた二人がいたそうで、「休憩中は伊藤さんの膝に座り、移動の時は"お姫様抱っこ"をしてもらっていました」(濱田)、「(加藤)あいちゃんと一緒に撮影できる機会が意外と少なかったんですよ。岳って、なんかかわいいでしょ(笑)。だから、いつ何時でもあいちゃんをお姫様抱っこができるように、岳を使って練習していたんです」(伊藤)と苦笑いしながら告白。舞台上でその様子を実演すると、客席からは大歓声が上がった。

この日は、キャストが2チームに分かれ、都内の7劇場で計10回の舞台あいさつを敢行。のべ6,000人を超える観客と共に、初日を迎えた喜びを噛みしめた。映画『THE LAST MESSAGE 海猿』は、全国東宝系にて公開中。

後列左から羽住英一郎監督、三浦翔平、加藤雅也、吹石一恵、濱田岳、前列左から佐藤隆太、伊藤英明、加藤あい、時任三郎