3D映像を体感するソニーのイベントが都内で開催中だ。4月24日に始まった「クワガタ・ウォーク」は、東京・お台場のメディアージュ5階にあるソニー・エクスプローラサイエンスで開催。

「クワガタ・ウォーク」
マレーシア・ペナン島の森の中をクワガタの目線で体感。3D映像が再現する奥行き感により、実際に壮大の森の中を歩いているかの錯覚に陥る。カメラに向かって飛んでくる昆虫の姿は、画面を飛び出しそうな勢いで思わず身をそらしてしまう

ギラファノコギリクワガタを主人公に、マレーシア・ペナン島に生息する昆虫たちの世界を約10分間の3D映像で紹介。撮影には、超深度接写の独創的な作品性で知られる昆虫写真家の栗林慧氏が監督にあたり、昆虫の目幅で撮影するため、ソニー製3Dカメラに接写用特殊レンズの視差を数ミリに設定して、リアルな世界観が表現されている。

一方、銀座のソニービルの8階にあるコミュニケーションゾーン OPUS(オーパス)では、「空飛ぶ人間の目」と題したイベントが29日から開催されている。このイベントは、"もし人が空を飛ぶことができたら?"をテーマに、ジェットパックを背負った「ロケットマン」が米国ユタ州のグレン・キャニン、カリフォルニア州ロサンゼルス市街地上空などを飛行した空撮映像を3Dで体感する。撮影には、毎秒240フレームで撮影可能なソニーの単眼レンズ3Dカメラの試作機が用いられ、ダイナミックな空からの世界を臨場感たっぷりに再現することに成功している。

「空飛ぶ人間の目」
街の上空を飛ぶ映像はとてもリアル。グレン・キャニオンの断崖絶壁を低空飛行で縦横無尽に飛ぶ3D映像は、自身が本当に飛んでいるかのような気分になる

両イベントともに開催機関は5月9日までの11時~19時まで。入場料は、「クワガタ・ウォーク」が大人(16歳以上)500円、小人(3~15歳)300円、「空飛ぶ人間の目」は無料。

「空飛ぶ人間の目」の撮影に使われた「ハイフレームレート単眼レンズ3Dカメラ(試作機)」