マイクロソフトは、Office 2010の国内でのパッケージ販売を6月17日より開始すると発表した。提供されるパッケージは「Office Personal 2010」、「Office Home and Business 2010」、「Office Professional 2010」「Office Professional Academic 2010」の4種類。4月22日の13時から予約販売の受付も開始している。

参考価格は、「Office Personal 2010」の通常版が29,800円(税別)、アップグレード優待版が15,800円(税別)、「Office Home and Business 2010」の通常版が34,800円(税別)、アップグレード優待版が25,000円(税別)、「Office Professional 2010」の通常版が59,800円(税別)、アップグレード優待版が37,800円(税別)、「Office Professional Academic 2010」はアカデミック版のみで28,381円(税別)。なお、企業向けのボリュームライセンスでの提供は5月1日に開始される。

「Office Personal 2010」

「Office Home and Business 2010」

「Office Professional 2010」

「Office Professional Academic 2010」

Office 2010の各スイートに含まれるOffice製品は以下の表のとおり。なお、価格は参考価格。

スイート 構成製品 通常版価格(税別) アップグレード
優待版価格 (税別)
Office Personal 2010 ・Word 2010
・Excel 2010
・Outlook 2010
29,800円 15,800円
Office Home and Business 2010 ・Word 2010
・Excel 2010
・Outlook 2010
・PowerPoint 2010
・OneNote 2010
34,800円 25,000円
Office Professional 2010 ・Word 2010
・Excel 2010
・Outlook 2010
・PowerPoint 2010
・OneNote 2010
・Publisher 2010
・Access 2010
59,800円 37,800円
Office Professional Academic 2010 ・Word 2010
・Excel 2010
・Outlook 2010
・PowerPoint 2010
・OneNote 2010
・Publisher 2010
・Access 2010
28,381円 -

マイクロソフト インフォメーションワーカービジネス本部 業務執行役員 本部長 横井伸好氏

Office 2010は4月16日(日本時間)に開発が完了。当初、ボリュームライセンスの提供は5月12日からとしていたが、予定よりも10日以上早まった形になった。今回のスイート製品では、これまで単体販売のみであったOneNoteが「Office Home and Business 2010」以上には標準で入っている。なお、同社は6月16日まで、Office 2007のパッケージ製品、およびプレインストールPCを購入したユーザーを対象に、実費3,000円でOffice 2010のアップグレード版を提供するキャンペーンを実施している。

マイクロソフト インフォメーションワーカービジネス本部 業務執行役員 本部長 横井伸好氏は、「Office 2010のパブリックベータは全世界で750万人以上がダウンロードし、日本でも40万人以上がベータプログラムに参加した。これは、Office 2007の倍以上の数字だ。また、ユーザーに調査したところ、89%以上の人が製品に満足している。とくに、SharePointとOneNoteの評判が高い」と語り、ユーザーの関心が高いことをアピールした。なお、スイート製品の参考価格はOffice 2007よりも3割以上安い価格となっている。