シャープは25日、AQUOSブルーレイの新モデル「BD-HDW55」「BD-HDW53」を発表した。発売は、4月24日で価格はオープン。市場価格は、BD-HDW55が11万円前後、BD-HW53が10万円前後と予想される。

2番組同時に10倍の長時間フルハイビジョン録画が可能なだけでなく、スカパーHD!やデジタルSTBからのハイビジョン録画もサポートする、新AQUOSブルーレイ(写真はBD-HDW55)

新モデルは、地上/BS/110°CSデジタルチューナーを2基、地上アナログチューナーを1基搭載するBDレコーダー。BD-HDW55は500GB、BD-HDW53は320GBのHDDを内蔵する。両製品の大きな特徴は「新トランスコーダー」の搭載。2番組を同時に、最大10倍の長時間モードで録画することが可能だ。10倍モードを利用した場合、500GBのHDDを内蔵するBD-HDW55では、最大で約446時間、片面1層のBDメディアでも、最大で約21時間40分のフルハイビジョン録画が可能ということになる。

もちろん、同社のレコーダーの大きなメリットとなっている、録画中でもBDタイトルの視聴や、録画したタイトルのダビングが可能という点も継承されている。

さらに、新モデルでは、スカパー!HDのハイビジョン録画にも対応。スカパー!HDの録画は、2番組を同時録画中にも行うことができ、その場合、3番組を同時に録画することが可能となっている。また、CATVのデジタルSTBとi.LINKで接続することにより、CATVの番組のハイビジョン録画も可能になる。録画可能なSTBは、同社のwebサイトに掲載される予定。

また、同社のレコーダーとしては初めて、ホームネットワーク機能(DLNA)に対応。レコーダーのHDDに録画されたコンテンツを、他の部屋にあるDLNA/DTCP-IPに対応した機器で、ストリーミング再生させることが可能になる。なお、同社の発売する液晶AQUOSには、現時点で、DLNAに対応したモデルは存在していないが、今後、DLNA機能を搭載した液晶AQUOSをリリースしていくとのことだ。