神奈川県・パシフィコ横浜で11日から開幕したカメライベント「CP+ 2010」の富士フイルムブースでは、3Dカメラや新製品など、各種展示を行っている。

富士フイルムブース

ブースでは、同社の3Dカメラ「FinePix REAL 3D W1」が4月のファームウェアアップデートで16:9での静止画撮影が可能になるため、16:9ディスプレイで迫力ある映像が可能になることをアピール。3Dテレビへの対応も検討中とのことで、3D環境をさらに充実させていく考えを示している。

REAL 3D W1で撮影した3D画像を、日本ビクターの3D対応モニターで表示したもの。対応メガネを使うことで3Dで閲覧できる

新製品では、特に裏面照射型CMOSセンサーを搭載した「FinePix HS10」のさまざまな機能を紹介している。35mm判換算24~720mmという光学30倍フジノンズームレンズは5軸の手ブレ補正を採用。5枚連写によって、その間に動いている被写体を取り除く「動体キャンセル」機能、カメラを振るだけでパノラマを撮れる「ぐるっとパノラマ」、フルHD動画撮影機能など多彩な機能を備えている。

FinePix HS10

動体キャンセルのデモ。エッフェル塔の前を動く人の模型が、撮影後には消える。たくさんの人がいても、動いていれば消せるようだ

ぐるっとパノラマの画像を店頭でプリントするサービスも4月から開始する。他社のパノラマ写真の現像も対応を検討しているそうだ

そのほか、シャープと共同開発のLEDバックライト採用ASV液晶により、広視野角を実現したフォトフレームDP-700SH、DP-850SH、DP-1020SHも出展され、その高画質がアピールされていた。

コントラスト比2000:1という高コントラストを実現した10.2型フォトフレームDP-1020SH。発売が1週間ほど延びたが、20日から発売する